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21世紀のヒーロー物語:世界一強いお父さん

Img_0982_1車椅子に乗った体重50キロの障害を持つ息子を押して走ったマラソン85回。それだけでなく、なんとフルマラソンと同じ日に、3.84キロの水泳、179.2キロの自転車レースを一気にやってしまうレースにも8回出場している父子がいる。

   その他、この父子がこれまでに挑戦した事。クロスカントリースキー。 息子を背におぶって山登り。 自転車でアメリカ大陸横断。

   息子のリックがお父さんにしてやった事は? あまりない。ただお父さんの命を救っただけ、だそうだ。 この感動の父子物語が始まったのは43年前、アメリカのマサチューセツ州。リックは生まれる時、首にへその尾がからまり、脳に障害を負い、体の一切を動かす事が出来ない体になってしまった。

   9ヶ月の時、医者に言われた。「この子は生涯、植物人間として生きるだろう。だから施設にでも入れてしまいなさい。」  しかし父親のディックとジュディーは、自分達を一生懸命に目で追うリックを見てその提案に乗らなかった。

   11歳の時、「冗談を言うと反応するするんです」 ともう一度見てもらい、脳に想像以上に活動がある事が分かった。 頭を動かしてパソコンのカーソルを動かす事に成功し、初めてコミュニケーションが取れるようになった。 彼が始めて発した言葉は「Go Bruins」それゆけ熊さん。

高校のクラスメートが事故で体が不自由になってしまい、学校で募金集めのチャリティーマラソンがあった。「お父さん、僕も走りたい!」

「えー冗談じゃないよ」お父さんのディックいわく、これまでに一度に1マイル(1・6キロ)も走った事がないのに、しかも息子を押して走るのか? でもお父さんは挑戦しました。5マイルのチャリティーマラソンに! ご感想は? 「走って分かりました。私が障害者でしたよ。なんせ2週間も筋肉痛になっちゃったんだから。」

   あの日、父ディックの人生が変りました。息子の一言で。「お父さん!」息子は字をタイプし語った。「二人で一緒に走っている時、自分に障害をまったく感じなかったんだよ。」

この日から、父ディックは、息子にあのフィーリングを出来るだけ沢山感じさてあげる事に取り付かれてしまいました。 体を筋肉モリモリに鍛えて、1979年のボストンマラソンに備えた。 

「とんでもありませんよ!」 二人で出場するという前代未聞のケースで出場を断られる。それでも二人は機会があるごとに走り続けた。 1983年別のマラソンに参加して、あまりにも記録が良かったせいで、翌年のボストンマラソンに正式に出場が決まる。

その後誰かに「ディックさん、トライアスロンなんてのはどうだい?」 と聞かれる。

泳ぎがそれまでまったくできず、最後に自転車に乗ったのは6歳という中年のおじさんが、体重50キロの成人の息子を押してトライアスロンですか? やりましたよ、ディックさんは。

今ではトライアスロンの出場212回。 そのうち、なんとあのハワイのアイロンマンレース(鉄人レース、トライアスロンの世界チャンピオンシップ大会、毎年10月ハワイのコナ)にも15時間という記録で4回も! 想像してみてくださいよ。 25歳の選手の横を、老人が、しかも車椅子に乗った成人男性を押しながら、グイグイと抜いて行くんですよ。 この若者は鳥肌が立っちゃったでしょうね。

「ディックさん、一人でやったら凄い記録が出るんじゃないですか、試してみたら?」 「とんでもごめんだね。」 父ディックの動機は純粋に息子そのもの。 それは息子が共に走り、泳ぎ、こいでいる時に見せてくれる、メロンのように大きなスマイルを見せてくれる時に、自分は最高にいい気分になれるから、だそうだ。

   今年、父ディックは65歳、息子リック43歳でボストンマラソン24回目を制覇した。 記録は2万人中、5083位! これまでの最高記録は92年の2時間40分。 世界記録よりたったの35分遅いだけ。 忘れてはならないのは、普通に走っているのではなく、車椅子の息子を押してですよ!

リックはタイプして語ります。「僕のお父さんは今世紀最高のお父さん!」

父ディックもこれから得たものがある。 

2年前、レース中に中度の心臓発作で運ばれた。医者の調べた結果、動脈の一つが95%も詰まっていた。 「ディックさん、あなたがもしこれだけ、体を鍛えていなかったなら、15年前に死んでいましたよ。」医者に言われた。 つまり父ディックは息子に命を救われたということだ。

現在息子リックはボストンで一人暮らしをし(部屋の手入れはサポートをうけている)、働いている。 父はリタイヤし、二人はあちこちで公演をし、週末ごとにあちこちのレースで走り続けている。 もちろん父の日も含めて。

その晩、リックは父に夕食をおごる事になっている。でも本当にしたいプレゼントをあげる事はリックには不可能なのです。

「僕が本当にしたいのは、」 リックはタイプして語ります。「それは一度でいいから、お父さんが車椅子に座り、僕が押して走る事」

感動の実映像はこちら

http://www.youtube.com/watch?v=GRHxHapwirw&feature=related

英語の原文はこちら

http://cjcphoto.com/can/

なお、この記事は、カルフォルニアの友人から送られてきたものを、日本語に訳して載せました。

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コメント

はじめまして、hirokoと申します。お父様のブログから飛んで参りました。
感動の父子の実映像を見て胸が熱くなり、涙が出ました!!
本当にすばらしい!!!!!・・・・わたしも親孝行しなくては!!
感動の映像をありがとうございます。<(_ _)>

投稿: hiroko | 2007年2月 2日 (金) 21時36分

Hirokoさん

私も大感激で涙が止まらなかったんですよ。
映画では感動するものは多くあるけれど、実話でしかも実写で見る事は少ない。

普通ニュースでは怖い事件ばかりが、取り上げられるけれど、このような大感激のニュースがもっと世界で知られればいいなと思います。

そうすれば、人間は素晴らしい! まだ捨てたもんじゃないな、って思えるのにな

投稿: なでし子 | 2007年2月 6日 (火) 20時37分

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